- 2025年9月7日
救出酵母が紡ぐ「谷泉」復活の物語
「谷泉」本来の風味を取り戻したい――。そんな強い願いから始まった今回の共同醸造は、石川県工業試験場と石川県立大学の協力を得て、倒壊した酒蔵から救出された約10種の酵母の中から、約2年もの歳月をかけて発酵力の強い酵母が厳選されました。この「T酵母」と呼ばれる救出酵母を初めて使用し、鶴野薫子杜氏(鶴野酒造店)と板谷和彦杜氏(福光屋)が全蔵人一丸となって取り組みました。まさに、能登の酒蔵の復興と「谷泉」の復活への強い決意が込められた挑戦です💪。
酵母採取協力:石川県工業試験場・山崎裕也研究員、石川県立大学・小栁喬教授
復興支援の想いを込めた2つの純米吟醸
今回発売されるのは、「鶴と福 2026」と「谷泉 × 加賀鳶 2026」の2種類。どちらも能登の未来を応援したいという方々にぜひ手に取っていただきたい逸品です。
「鶴と福 2026」:香り高く、豊かなふくらみ💖
両蔵の名頭から命名された「鶴と福 2026」は、品格のある黒色のボトルが印象的です。救出酵母「T酵母」を単独で使用し、香り高く、甘味をともなった旨味と豊かなふくらみが特徴の純米吟醸に仕上がっています。

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原材料名: 米(国産)、米麹(国産米)
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精米歩合: 60%
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製造法: 純米吟醸
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酵母: T酵母(鶴野酒造店の酒母から救出)
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アルコール分: 15度
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日本酒度: +3.2
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酸度: 2.1
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飲み方: 冷やす◎ 常温◯
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味わいの特徴: 香り高く、甘味をともなった旨味と豊かなふくらみ
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相性の良い料理: オムレツなどの卵料理、きんぴらなどの油と野菜をからめた料理、チーズなど
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内容量・価格: 720mL 2,090円(参考小売価格・税込)
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販売数量: 1,000本
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販売店: 一部の酒販店・飲食店、福光屋直営各店・通販
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発売日: 2026年4月27日(月)
「谷泉 × 加賀鳶 2026」:軽やかでなめらかな飲み心地🌸
両蔵の代表銘柄から命名された「谷泉 × 加賀鳶 2026」は、軽快さを印象付けるブルーとシルバーを基調とした透明ボトルが目を引きます。救出酵母「T酵母」に加え、福光屋自社酵母と花酵母をブレンドし、福光屋の「加賀鳶」を50%ブレンドすることで、両銘柄の個性が調和した軽やかでなめらかな飲み心地を実現しました。

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原材料名: 米(国産)、米麹(国産米)
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精米歩合: 60%
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製造法: 純米吟醸
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酵母: T酵母、福光屋自社酵母、花酵母
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アルコール分: 15度
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日本酒度: +4.7
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酸度: 1.5
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飲み方: 冷やす◎ 常温◯
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味わいの特徴: 花酵母を使用した福光屋の「加賀鳶」を50%ブレンド。両蔵の代表銘柄の個性が調和した軽やかでなめらかな飲み心地
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相性の良い料理: 甘海老の刺身、生牡蠣、白身魚の天ぷら、ハーブを使った魚料理、カプレーゼ、フレッシュチーズなど
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内容量・価格: 1,800mL 3,300円(参考小売価格・税込)
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販売数量: 865本
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販売店: 一部の飲食店
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発売日: 2026年4月27日(月)
*「花酵母」は東京農業大学短期大学部醸造学科で分離された酵母です。
能登の酒蔵の再建と未来へ向かう想い
鶴野酒造店は、1789〜1804(寛政〜享和)年間創業という歴史を持つ奥能登・鵜川地区の酒蔵で、「谷泉」や「登雷」といった能登の風土と食文化に寄り添う酒を醸しています。一方、福光屋は1625(寛永2)年創業の金沢で最も長い歴史を持つ酒蔵で、霊峰白山の麓から百年の歳月をかけて辿り着く仕込み水「百年水」と契約栽培米による純米造りを追求しています。
この共同醸造は、単なる商品の発売に留まらず、被災した酒蔵の再建、そして能登の日本酒文化を未来へつなぐという強いメッセージが込められています。このお酒を手に取ることで、能登の復興を応援し、未来への希望を分かち合うことができるでしょう。

福光屋の公式サイトはこちらからご覧いただけます。